
50枚の画像を見る



『ザ・フォール・ガイ』の監督が、Netflixの実写版『ギアーズ・オブ・ウォー』映画の監督を務めるため交渉中と報じられている。『ハリウッド・レポーター』誌によれば、『アトミック・ブロンド』『デッドプール2』『ホブス&ショウ』『バレット・トレイン』など過激なアクション映画で知られるデイビッド・リーチが、マイクロソフトの象徴的シューティングゲームシリーズを映画化するために話し合いを行っているという。
豪華な製作チーム
リーチはクリエイティブ・パートナーのケリー・マコーミックと共に製作も担当し、『ギアーズ・オブ・ウォー』の開発元The Coalitionも製作に関与する。脚本はジョン・スパイツ(『デューン』『ドクター・ストレンジ』)が担当すると報じられており、Netflixがこの映画化に一流の人材を集めていることが示唆されている。
Netflixが『ギアーズ・オブ・ウォー』の権利を獲得してから2年以上が経つが、開発は加速しているようだ。実写映画と並行して、成人向けアニメシリーズも開発中と報じられており、シリーズを拡大しようとしている。これらのプロジェクトは、成功すればマルチメディア・ユニバースを構築する可能性もある。
マーカス・フェニックス役の難題
最大の関心事は、シリーズの主人公マーカス・フェニックス役を誰が演じるかである。元WWEスターのデイブ・バウティスタは何年も前からこの役を熱望しており、『ギアーズ』の共同クリエイターであるクリフ・ブレジンスキーの支持も得ている。バウティスタの体格と近年の演技力から、ファンから強く支持される候補となっている。
この映画化は、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』、HBOの『ラスト・オブ・アス』などの大成功を受けて、現在活況を呈しているゲーム実写化市場に参入する。『ボーダーランズ』や『マインクラフト』などの大型プロジェクトも近日公開予定であり、このジャンルは勢いを失う気配を見せていない。
マイクロソフトのメディア分野への野望
マイクロソフト ゲーミングCEOのフィル・スペンサーは、『Halo』の評価が分かれたにもかかわらず、同社がゲームの映像化に注力していることを最近再確認した。「私たちはこのプロセスを通じて学び、成長している」とスペンサーは述べ、各プロジェクトが将来の取り組みに向けた経験を積むものであると指摘した。同社はXboxのフランチャイズをスクリーンに届けるための成功の方程式を作り出すことに尽力しているようだ。
一方、The Coalitionは、Xboxの最近の展示会で発表された前日譚となるゲーム『ギアーズ・オブ・ウォー: E-Day』の開発を続けている。発売日は未定だが、ゲームと映画コンテンツの同時開発は、マイクロソフトが『ギアーズ』の世界観を拡大することに完全に注力していることを示唆している。